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「分散投資のワナ」から抜け出す「集中投資」のススメなど《投資家にとって大切な要素》


今回は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル』の著者、
投資家の「遠藤洋さん」「DIAMONDonline」に書いたコラムをまとめました。


書籍は読んでおりませんが、コラムが面白かったので、まずこちらから飲み込んでから読んでみようと思います。



まずは、著者の「遠藤洋さん」のご紹介から。
現在は投資しながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。
大学卒業後、ベンチャー企業に入社するも、投資で得た莫大な資金を元手に26歳で独立。
経営者、上場企業役員、医者、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1200人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。



興味深い沢山のコラムの中から、ぎゅっと3つに絞り、内容をさらにぎゅぎゅっっとまとめました。


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①集中投資のススメ
②投資とはなにか?
③行動経済学でみる投資家心理
④まとめと心得
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①集中投資のススメ


「タマゴは1つのカゴに盛れ」





よく言われるのは「タマゴは1つのカゴに盛るな」ですよね。


「分散投資」して運用リスクを低減させようという考え方なのですが、著者の遠藤氏は逆の事を言っています。


どういうことか?


「少額投資の投資初心者のうちは、1銘柄への集中投資」をおすすめする理由は、下記の通りです。


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①分散投資をすればするほど目が行き届かなくなって、投資活動が雑になってしまう。


②3つの銘柄に投資するときよりも、しっかりと投資対象の銘柄(会社)のことを調べてから投資をするようになる。


③株式投資に費やす時間が限られる会社員なら、なおのこと分散投資すればするほど情報を追いきれなくなる。


④1銘柄への集中投資であれば、毎日の値動きやニュースなども、漏れなく丁寧にチェックすることができる。

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投資の神様ウォーレン・バフェット氏も「分散投資は何を買っていいかわからない愚か者がするものだ」といっています。



出典: フリー百科事典『Wikipedia』



子ども1人を世話するのと、子ども10人を同時に世話するのと、どちらがしっかり面倒を見ることができるかをイメージしてみれば、容易に想像がつきますね。



✔ タマゴはできる限り1つのカゴに盛れ


✔ どのカゴに盛るかは死ぬ気で選べ



これが、個人投資家の「正しい投資戦略」だと言っています。




②投資とはなにか?


投資とは何かを知ると、「投資スキル」がアップするという内容です。



投資の定義とは、、、
「より価値のあるものに、資産を移し続けること」



投資とは、、、
「価値と価格の乖離を見つけるゲーム」



具体的には
________________________________


①実際の価値よりも低い価格がついているものを買い


②価値に見合った価格(適正価格)以上になったら売るということ。
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「得られた値上がり益で、また実際の価値よりも低い価格がついているものを探して買い、価値に見合った価格(適正価格)以上になったら売ることを繰り返す」


ということです。





また、投資をする順番として、いちばん大切なのは「自己投資」です。
投資先を選ぶ自分自身が「ポンコツ」だとうまくいかないからです。


読書による自己投資なら、1冊千数百円程度の投資で、成功者の教えを学ぶことができます。



また、投資をする際には、つねに「機会損失」が発生しているということも理解しておく必要があります。


ここでいう「機会損失」とは、
「一方を選んだことによって、もう一方を選べなかったことに対する損失のこと。」


たとえば、いまこの文章を読んでいることは「時間の投資」になっていますが、一方で他にやることの時間を犠牲にしているという側面もある、ということです。


「最近、ムダなことに時間を使っているな」と感じたら、それをやめることもまた立派な投資判断といえます。



③行動経済学でみる投資家心理


投資において「人間の感情」が合理的な判断を邪魔することが多くあります。

感情に振り回されないためにも、「あらかじめ投資戦略を決めておく」ことが大切です。


~行動経済学を株式投資に適応した際の例~


■株価が上がれば買いたくなり、下がれば売りたくなる。
⇒人は無意識のうちに周囲に合わせて行動する(生存本能)


■その会社の業績が悪化しても、苦労して調べて買った株(銘柄)に、価値を感じる
⇒人は苦労して手に入れたものに価値を感じる


■株を買う前よりも、株を買った後のほうが「その株が上がる」と信じる
⇒人には発言や行動に一貫性を持とうとする習性(一貫性の法則)と、自分の行動を正当化する方向に思考のバイアスが傾く


この株は含み損を抱えているから、利益が出るまで売りたくない
⇒個人の感情が、合理的な判断を邪魔する(プライド効果)


含み損を抱えた株を損切りして、他の有望な銘柄を買ったほうがいいとわかっているけれど、その新たな投資先が儲かるとは限らないので、とりあえず現状維持しよう
⇒「未知なもの、未体験のものを受け入れたくないと感じ、現状のままでいたい」とする心理作用(現状維持バイアス)


■含み損を抱えている状態が長く続くと、その銘柄に対するネガティブ情報が耳に入らない。
⇒過度に依存し、自分にとって都合のいい情報以外は無視してしまう(合同バイアス)








「株投資」に限らず、日々の生活の中でも、思い当たる節が満載ですね。


苦労して手に入れた銘柄だからといって、必ずしも価値があるわけではありません。



株式投資とは、、、
「損失と利益を繰り返し、最終的に利益をとっていくものです。」



大切なのは、そのような「感情」があることを客観的に知っておくことです。


④まとめと心得


「タマゴはひとつの籠に盛る」
初心者のうちは、あれこれ手を出さず、自分が管理できて集中できる範囲で投資する。


より価値のあるものに資産を移し続ける
より良い投資先を見極めるのには、自己投資が大切。


人の行動心理を理解する
感情に振り回されないよう、投資戦略を決めておく。


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投機も投資もいろいろと経験した著者の遠藤氏は、人生において「時間」こそ、
もっとも貴重な資源だと考えおり、「小型株集中投資」は、
「個人が最小限の時間で最大限お金を増やせる投資法」だ、と言っています。

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ダイヤモンド社




~最後に~


「分散投資」こそがリスクヘッジだと思い込んでいましたが、逆もしかりだという事ですね。
「分散投資」ばかり気が行ってしまい、行動できずにいるのは本末転倒ですから、
まずは「コレ」と思ったものを決めて、集中することが大切だと思いました。



また、私のブログを、せっかく読んでくださった読者様の貴重な時間を無駄にしないように「誰かひとりでも役に立てることを発信し、自己満日記にならないよう意識する」と、改めて思った今日この頃です (*'▽')




皆様の投資が上手くいきますように^^


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