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《投資戦略》スタイルによってファンドを選ぶ際の「大切な要素」

今回は、「ETF」を選ぶ際、基準にしている要素について書きました。


「ETF」とは、ざっくり言えば
複数の商品を「簡単に分散投資」してくれる「上場投資信託」です。



ETFについては、こちらの記事を参照



◆重要視している要素


重要視している要素は


「セクター」(組み入れ銘柄)です。



セクター以外に大事な要素は、手数料や利回り、配当推移、増配率など、注目すべき項目は山盛りあるのですが、今回は割愛して「セクター」に絞りました。


・・・というのも、上に挙げた手数料や利回りなどは、一目見たら分かるものですが、
セクターを詳しく確認するには、わざわざファンドのページを見に行って、他のファンドとの比較や割合を確認しなければならず、手間がかかるのです。



「セクター分析」が重要なワケ


投資家さんたちひとりひとり「投資戦略」が違います。


私の場合は「長期的高配当株投資」(漢字だらけw)を目指しているので、セクターの割合が偏っているファンドは避けたいと考えています。


特に避けたい「セクター」は「景気敏感」な業種です。


「景気敏感」な業種とは、たとえば


卸売業(総合商社)
自動車
電気機器・精密機器
素材産業・工作機械


などがあげられます。


「景気敏感」な業種とは、読んで字のごとく、景気動向に敏感で、景気に左右されやすい業種です。


景気に影響を与えるということは、「値動きが不安定になりやすい傾向」ということです。


基本「ほったらかし」を目論んでいる私にとって「値動きが不安定」なセクターは、できるだけ避けたい業種なのです。


そのため、ファンドによって「セクターの割合がどれくらい組み込まれているのか」がもっとも重要な要素となるワケです。


「SPYD」「HDV」比較


いま投資家に大人気の、米国ETF「SPYD」「HDV」のセクター比較をしてみました。




《SPYD 80銘柄》
敏感:23.26%
やや敏感:41.94%
トータル:65.2%


《HDV 75銘柄》
敏感:7.78%
やや敏感:25.8%
トータル:33.58%


SPYDは、不動産や金融系の比率が高く、比率がHYDに比べて31%も多いのが分かります。


また、配当利回りの高さと経費率の安さが魅力ですが、高配当ETFの中でも、増配率の変動が激しいのが特徴です。



 ポイントとまとめ


SPYDがダメと言ってるワケではなく、むしろポートフォリオに組み込み入れるべき優良なファンドだと思います。


ただ、セクターの偏りがあるため、コロナショックや不況に打撃を受けやすいので、割合や買いのタイミングを充分に考慮しましょう、ということです。



● 同セクターは同じような値動きをする
「景敏感」要素があるセクターも戦略的に組み入れる
「高い利回り」だけで決めるのは早合点
● 景気敏感要素が高いファンドに投資(買い増し)するときはタイミグを見計らう





今後、景気がどうなるとか、何かしら災害や不況が起こるとか、誰も予測できないので、
どのファンドが良い悪いなんて判断できません。


自分に合った投資法で「景気敏感ファンド」と上手くつき合えれば、と思った次第です^^


皆さまの投資が上手くいきますように^^

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